観劇日記

観劇とその他の日々

1月1日(日)晴れ

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他人の日記を読むのが好きだ。なかでも小説やら映画やら演劇やらの感想が含まれているものがいい。日記を読むのが好きだという気持ちはしばしば日記を書きたいという気持ちへと高じて、年に一度くらいは書きはじめたりもするのだが、どうも続かない。嫌になってしまう。自分が書いた他の文章はたいてい、書いてから時間をおいて読み返したときに面白いと思えるのだが、日記はダメなのだ。どうやら私生活を文章にして公開するということに抵抗があり、というか、自分の私生活に読む価値などないと思いながらそれをなんとか文章に仕立てあげるという行為の矛盾に耐えられないのだと思う。書きはじめると全てを書かなければならないという強迫観念もよくない。嫌なら書かなければいいのである。すでに嫌になってきている。

我が家では正月の朝は誰も起きてこない。新年早々猫の吐く音で目を覚まし、処理をしてからトーストとヨーグルト。お節の前に海まで散歩。今年はせめて5キロくらいは落としたい。

正月明けに〆切が立て込んでいるのでスケジュールを整理してみたところ正月返上で働かなければならなさそうで悲しい。去年はまあまあ働いたと思っていたのだが全然稼げていなかった。舞台芸術業界の性質上、どうしても秋から年度末に仕事が集中しがちなので、年度前半にも収入を得る手段を確保することが課題。

今年の目標はまずSNS(というかTwitter)に触れる時間を減らすこと。まずそれかよと思わなくもないけど去年はここには書けないくらいスマホの画面を見ていた。漫画はほぼほぼkindleで読んでいるとはいえ画面を見る時間をせめて半分にしたい(と言いつつこの日記もスマホアプリで書いている……)。

ジェンダーセクシュアリティ関係のインプットとアウトプットも増やしていきたい。y/nの創作のためということもなくはないのだけど、自分にできることくらいは(たとえそれが微々たるものであれ)していきたいという気持ちも少しずつ強くなっている。

今年最初の仕事はローチケ演劇宣言!の「今月の優先順位高めです!」。1月はNT Live『レオポルトシュタット』、果てとチーク『はやくぜんぶおわってしまえ』、屋根裏ハイツ『父の死と夜ノ森』、宮森みどり『Trace a Day』の4本。

今年最初に読み終えた本は佐々木敦『映画よさようなら』。去年の手帳を見ると1月から3月くらいまではかなりがんばっていろいろ観たり読んだりしていたのであのペースを取り戻したい。